角田光代さんの文章は、
新幹線に乗るたびに車内にある雑誌で読んでいた
旅のエッセイで読みやすいので、
毎回、駅弁のページと角田さんのページは必ず読む
この本は、角田さんがこれまでしてきた旅のエッセイ集
簡潔で、これまた読みやすい
30カ国くらい旅をしているバックパッカーだそう
やんちゃな旅の数々がさらりと書かれている
マレーシアで現地の人と夜中にバーベキューしてみたり、
ネパールでは何十キロも自転車を乗り回してみたりする
バリでは合法(?)ドラッグで幻覚を見た経験も!
ベッドにおなかを裂かれた犬が横たわっていたり、
部屋にハムスターがいたらイヤだよねww
そして、そんなやんちゃ旅と年齢のギャップを感じるとき
「つまんない」という違和感の正体がそのギャップだと気づく
その感覚に深く共感した
角田さんは私の1つお姉さん
人は最初の旅のスタイルを変えることはなかなかできない、
そうどこかで読んだ
私も、ギャップを感じながらも、変え方がわからない
そのギャップもまた、非日常の自分と出会う、旅の一部なのかもしれない
そんなことを確かめるために旅に出るのもいいのかもと思う
角田さんの文に引き込まれて、
私もまんまと旅に出たくなっている
無茶苦茶な旅でなくても、小さな旅行でも、
この本を読んだら、きっとみなさんもどこかに行きたくなりますよ
1つずつの文章が短いので、
寝る前や移動のときなどにおすすめです☆
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