人を育てる「見本」「信頼」「支援」

2016/02/11

マインドマップ、速読術、記憶術　シニアインストラクター　安田真知子
『あなたの担任　まっちー』です(^ ^)

手法よりマインド、という記事を昨日書きました
ある問題にはこの手法、というように、様々な問題に対して、役立つ手法は確かにあります

でも、職場や学校、家庭でも、起きる問題は古今東西あまり変わらない
そしてまた、手法が次々に出てくる

例えば、子育て論などもそうですし、性格判断やタイプ別診断などパターン分け、心理テストなどもこれまでたくさんの手法がありました

身近な問題では、ダイエットの方法
これまでいくつ流行って、消えていったでしょう？
その間に痩せた人はどれくらいいるのでしょうか？

それって不思議だと思いませんか？

有名コンサルタントの福島正伸先生が書いた人材育成の本によると、

「手法そのものに根本的な問題が潜んでいるからです。それは、人間と人間の関係においては、単なる手法になってしまったものは、もう相手には伝わらないということです。それどころか、それがテクニックだと相手にわかってしまえば、かえって強い不信感さえ抱かせることになってしまうのです。」

と、あります

では、どうやって人を育て、動かすか
それが「マインド」で、マインドは「態度」「行動」に出ます

行動して見せることで「見本」となり、相手の「信頼」を得た上で、最後の手段として最低限の「支援」をする、ということ

私は、問題が起こった時に手を差し伸べて助けることは、相手の力を信用していないこと、相手が育つ力を奪ってしまうことだと思うのです

見本、信頼、支援、この順番を間違うと、人は育たない、と福島先生はおっしゃっています

この本は、主に会社の中での人材育成のお話ですが、教育に関わるすべての人、子供を持つ親にも、とても参考になると思います

人材育成、と言いますが、まずは自分が「人財」となっているか、振り返って考える箇所が多数ありました
どのような行動を取ればよいか、具体的ですぐに実践できます

「人格」「品格」とはなにか、というヒントも、たくさんいただきました
部下がいなくても、子供がいなくても、人の「有り様」「在り方」を学ぶことができる本です

難しい言葉は出てこないのに、深い
とても上質で繊細なエネルギーを受け取ることができます

よかったら読んでみてくださいね

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